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外壁塗装・屋根工事専門店として活動しているエコペイントスタッフブログです。
こんにちは、施工管理の根本です。
外壁の境にある「幕板」とは?


「幕板」という部材はご存知でしょうか?
「幕板」は外壁の1階と2階の境にある「見切り板」です。
帯板またはコーナー材、モール材などの呼び名もあり、外壁にラインを引くことでアクセントをつけることができます。
外壁の継目を隠すことも役割の一つで、意匠性を高めることができますが、風雨や太陽光の影響を受けやすくメンテナンス
の頻度が多い部材でもあります。
幕板の素材は以下の種類があります。
・セメント系・・・セメントと繊維質を混ぜ合わせて成形した幕板です。
保水する素材のため、防水性を保つために定期的に塗装が必要となります。
・木質系・ ・ ・羽目板と一緒に用いることが多いのが木質系の幕板です。
ラワンやスギ、マツなどの樹種があり天然木のため腐食を防ぐため塗装が必要です。
・金属系・ ・ ・金属製の幕板というよりも、セメント系や木質系の幕板の腐食を抑えるために板金で覆うことがあります。
現在は錆びにくいガルバリウム鋼板が主流です。
幕板は塗装で防水性を保っていますが、塗装は年数とともに劣化して様々な症状が出てきます。
・褐色や塗装の劣化
塗装が劣化すると、まず見られるのが褐色です。
塗膜の樹脂が摩耗して顔料が流出し色が褪せてきます。
・擦りキズなどの欠損
風雨や砂埃などにさらされることで幕板に擦りキズなどの欠損を負います。
水が浸透すると膨張と収縮が大きくなるため表面が膨らんだりすることもあります。
・天端や継ぎ目のシーリングの劣化
幕板は複数枚繋ぎ合わせて取り付けています。
継ぎ目に生じる隙間はシーリングを打設して防水しますが、経年劣化でひび割れや破断、剝離、縮みなどが
発生します。
幕板は傷みが出やすい部材であることに注意が必要です。
幕板が外壁面よりも張り出すため、天端に水が溜まりやすい構造です。
幕板の外側は塗装で防水されていますが、内部は未塗装なため水が染み込むと内側から膨張して状態を悪くさせます。
幕板が変形すると元に戻せなくなり、見栄えにも悪影響です。
シーリングの劣化が雨漏りを招くこともあるため、劣化が進行する前に対処しましょう。
それでは現場管理日記いきます!

茂原市 M様邸
屋根塗装・外壁塗装工事
軒天下塗り状況です。


屋根中塗り完了です。


次回、屋根上塗りに入ります。
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